グローランプの選び方!種類や見分け方のポイントや交換時の注意点

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「グローランプってどれを選べばいいんだろう?」と悩んでいるあなたに、グローランプの選び方を詳しく解説していきます。

グローランプは、照明の点灯や長寿命に大きな影響を与える重要な部品です。しかし、適切なグローランプを選べていないと照明の効率が悪くなるだけでなく、交換頻度が増え結果的にコストも増大します。特に、種類や規格が多いので、一見するとどれを選べば良いのか判断がつきません。

この記事では、グローランプの選び方の基本から選定時のチェックポイントまで分かりやすく解説していきます。これを読めばどれを選べば良いのかが分かるはずです。

【この記事で分かること】

  • グローランプの基本的な役割と仕組み
  • 適切なグローランプの選び方と規格の違い
  • 使用する照明器具との適合性の確認方法
  • グローランプの交換時期と寿命の目安

グローランプの選び方の基本とポイント

  • グローランプの種類と見分け方
  • 点灯管とグローランプの違い
  • グローランプの寿命と見分け方
  • 100均のグローランプは使える?
  • 蛍光灯のグローランプはどこにある?

グローランプの種類と見分け方

グローランプにはいくつかの種類があり、用途や対応する蛍光灯の規格によって適切なものを選ぶ必要があります。

まず、一般的に使用されるのはFG-1EやFG-2Eなどの型番がついたグローランプです。これらは使用する蛍光灯のワット数によって適合するものが異なります。例えば、FG-1Eは10W~20Wの蛍光灯向け、FG-2Eは30W~40Wの蛍光灯向けです。このように、型番ごとに対応ワット数が決まっているため、交換時には現在使っているものの型番を確認しましょう。

次に、見分け方についてですが、グローランプのサイズや刻印されている型番をチェックすることが重要です。蛍光灯のソケット付近に取り付けられている円筒形の部品がグローランプであり、多くの場合、ガラス管の内部に小さな電極が見えます。また、型番はグローランプの側面に印字されているため、それを確認して適切なものを選びましょう。

一方で、グローランプの互換性には注意が必要です。異なる型番のものを使用すると、点灯しなかったり、寿命が極端に短くなったりする可能性があります。そのため、現在使用しているものと同じ型番のグローランプを選ぶことが大切です。

点灯管とグローランプの違い

点灯管とグローランプは混同されがちですが、それぞれの役割には明確な違いがあります。

まず、グローランプは「グロースターター」とも呼ばれ、点灯時に蛍光灯へ電流を流す役割を持っています。蛍光灯を点灯させるために、一時的に高い電圧を発生させる仕組みです。グローランプは消耗品であり、寿命が来ると蛍光灯が点灯しにくくなります。

一方、点灯管はグローランプの別称です。つまり、点灯管とグローランプは本来同じものを指します。ただし、一般的には「グローランプ」と呼ばれることが多く、「点灯管」という表現はやや古い言い方として使われることがあります。

注意したいのは、すべての蛍光灯にグローランプが必要なわけではないという点です。例えば、ラピッドスタート式やインバーター式の蛍光灯はグローランプを必要とせず、直接点灯する仕組みになっています。そのため、蛍光灯がつかない場合は、グローランプの有無を確認し、適切なものを選ぶことが大切です。

グローランプの寿命と見分け方

グローランプには寿命があり、劣化すると蛍光灯がつきにくくなります。一般的な寿命は約6,000回の点灯ですが、使用頻度や環境によって前後します。そのため、長期間使用している場合は交換を検討しましょう。

寿命が近づいたグローランプの見分け方として、まず点灯時の症状に注目します。蛍光灯がチカチカと何度も点滅する、あるいはしばらくしてからようやく点灯する場合、グローランプが劣化している可能性が高いです。また、まったく点灯しない場合もグローランプが原因であることが多いため、交換して様子を見てみるのがよいでしょう。

次に、グローランプ本体の見た目も重要な判断材料になります。通常、グローランプの内部には小さな電極が入っていますが、寿命が近づくと内部が黒ずんで見えることがあります。また、ガラス管の内側に白い汚れが付着している場合も、劣化のサインです。

ただし、蛍光灯がつかない原因が蛍光灯本体の寿命やソケットの不具合であることも考えられます。そのため、新しいグローランプに交換しても点灯しない場合は、蛍光灯や器具自体の状態を確認することが大切です。

100均のグローランプは使える?

100均でもグローランプは販売されていますが、使用にはいくつかの注意点があります。

まず、規格が合っているかどうかを必ず確認しましょう。グローランプにはFG-1EやFG-2Eなどの型番があり、適合する蛍光灯のワット数が決まっています。100均のグローランプは汎用品が多いため、購入前に現在使っているものと同じ型番かどうかをチェックすることが大切です。

次に、品質面の違いについても考慮する必要があります。100均のグローランプはコストを抑えて作られているため、メーカー品と比べると寿命が短いことがあります。実際、「交換したばかりなのにすぐ点灯しにくくなった」という声もあります。そのため、長期間の使用を考えるなら、信頼できるメーカーの製品を選ぶのも一つの方法です。

ただし、「とりあえず試したい」「すぐに交換が必要」という場合には、100均のグローランプは手軽に入手できるため便利です。短期間の使用や、動作確認のための一時的な交換であれば、十分に使えるでしょう。

いずれにしても、安さだけで選ばず、適合する型番や品質を確認したうえで購入することが重要です。

蛍光灯のグローランプはどこにある?

グローランプは、蛍光灯本体のソケット付近に取り付けられています。ただし、すべての蛍光灯にグローランプがあるわけではないため、まずは自分の蛍光灯がグロー式なのかどうかを確認しましょう。

グローランプがついている蛍光灯は「グロー式」と呼ばれ、主に直管タイプ(細長い棒状の蛍光灯)や丸型の蛍光灯に使用されています。これらの蛍光灯のソケット周辺をよく見ると、小さな円筒形の部品が差し込まれているのが確認できるはずです。これがグローランプです。

設置場所の具体例として、

  • 直管蛍光灯 → 本体の両端にあるソケットの近く
  • 丸型蛍光灯(環形蛍光灯) → 本体の内側にあるソケットの横

にグローランプが取り付けられていることが多いです。

一方、ラピッドスタート式やインバーター式の蛍光灯にはグローランプがありません。これらのタイプはグローランプを使わずに点灯する仕組みのため、交換しようとしても見つからないことがあります。もしグローランプが見当たらない場合は、まず自分の蛍光灯の種類を確認することが大切です。

 

グローランプの選び方と交換の注意点

  • グローランプ選び方と交換の注意点
  • グローランプの外し方と交換方法
  • グローランプがない蛍光灯の仕組み
  • 蛍光灯のグロー式とラピッド式の違いは?
  • グロースターターの見分け方
  • グロースタータ形にラピッドスタート形は使える?
  • グローランプの選び方のポイント:まとめ

グローランプの外し方と交換方法

グローランプの交換は、特別な工具を使わずに簡単に行うことができます。ただし、誤った方法で取り外そうとすると破損する恐れがあるため、正しい手順で行いましょう。

グローランプの外し方

  1. 電源を切る
    作業前に必ず照明のスイッチをオフにし、安全のためコンセントも抜いておきます。電源が入ったまま外すと感電の危険があるため、注意が必要です。
  2. グローランプを軽く押しながら左に回す
    グローランプはねじ込み式になっており、軽く押し込みながら反時計回り(左回し)に回すと外れます。無理に力を入れすぎると割れる可能性があるため、慎重に回してください。
  3. 引き抜く
    回し終わったら、ゆっくりと手前に引き抜きます。内部が劣化している場合、取り外しにくいことがありますが、無理に引っ張らずに何度か回して緩めながら外すのがコツです。

新しいグローランプの取り付け方

  1. 適合する型番を確認する
    グローランプには「FG-1E」「FG-2E」などの型番があり、蛍光灯のワット数に合ったものを選ぶ必要があります。現在使っているものと同じ型番を選びましょう。
  2. ソケットに差し込む
    新しいグローランプをソケットに差し込みます。このとき、正しく入る位置を確認しながら行うとスムーズです。
  3. 軽く押しながら右に回す
    時計回り(右回し)に回して固定します。しっかりと締めすぎる必要はなく、軽く回して固定されればOKです。
  4. 電源を入れて点灯確認
    交換が終わったら、電源を入れて蛍光灯が正常に点灯するか確認します。もし点灯しない場合は、グローランプの取り付けが不完全な可能性があるため、再度確認しましょう。

注意点

  • 交換後も蛍光灯がつかない場合、蛍光灯本体が寿命を迎えている可能性もあります。
  • 無理に回そうとすると破損することがあるため、慎重に作業を行うことが大切です。

正しく交換すれば、蛍光灯の点灯がスムーズになり、より快適に使用できるようになります。

グローランプがない蛍光灯の仕組み

蛍光灯にはグローランプ(点灯管)を必要としないタイプがあります。これらの蛍光灯は「ラピッドスタート式」や「インバーター式」などと呼ばれ、異なる点灯方式を採用しているのが特徴です。

グローランプを使う蛍光灯との違い

通常の グロー式蛍光灯 は、電極を加熱して放電を発生させるためにグローランプ(点灯管)を必要とします。しかし、グローランプがないタイプの蛍光灯は、点灯の仕組みが異なります。

1. ラピッドスタート式の仕組み
ラピッドスタート式は、蛍光灯の両端にある電極を安定器(バラスト)が直接加熱し、放電を促す仕組みです。グローランプのようなスイッチ機能を持たず、電源を入れるとすぐに安定器が電極を温め、スムーズに点灯します。これにより、点灯までの時間が短く、ちらつきも少ないのが特徴です。

2. インバーター式の仕組み
インバーター式は、電流を高周波に変換し、蛍光灯をすばやく点灯させる方式です。電極を加熱する必要がなく、瞬時に発光できるため、点灯速度が速く、省エネルギー性にも優れています。最近の蛍光灯器具やLED照明に多く採用されています。

グローランプがない蛍光灯のメリットと注意点

メリット

  • スイッチを入れるとすぐ点灯する(グロー式のようにチカチカしない)
  • グローランプの交換が不要(交換の手間が省ける)
  • 省エネ性能が高い(特にインバーター式は消費電力が少ない)

注意点

  • グロー式の器具には使用できない(蛍光灯本体だけ交換しても適合しない場合がある)
  • ラピッドスタート式やインバーター式の器具が必要(対応器具でなければ動作しない)

このように、グローランプがない蛍光灯は点灯がスムーズで使いやすい反面、器具との適合をしっかり確認する必要があります。

蛍光灯のグロー式とラピッド式の違いは?

蛍光灯には「グロー式」と「ラピッドスタート式」があり、それぞれの点灯方式には大きな違いがあります。

1. グロー式蛍光灯の特徴

グロー式は、蛍光灯が点灯するためにグローランプ(点灯管)を使用します。スイッチを入れると、グローランプが一度光り、電極を加熱して放電を促します。その後、電流が流れやすくなり、蛍光灯が点灯します。

特徴:

  • 点灯に少し時間がかかる(スイッチを入れた直後はチカチカすることがある)
  • グローランプの寿命があり、定期的な交換が必要
  • 安価で手に入れやすい

グロー式は比較的古いタイプの蛍光灯に多く使われています。

2. ラピッドスタート式蛍光灯の特徴

ラピッドスタート式は、グローランプを使用せずに点灯します。蛍光灯の電極に安定器(バラスト)から直接電流を流し、電極を加熱することでスムーズに点灯する仕組みです。

特徴:

  • スイッチを入れるとすぐに点灯する(チカチカしない)
  • グローランプが不要なため、交換の手間がない
  • グロー式よりも長寿命で省エネ

最近の蛍光灯器具では、このラピッドスタート式が一般的に採用されています。

グロー式とラピッド式の違いまとめ

特徴 グロー式 ラピッドスタート式
点灯速度 遅い(チカチカする) 速い(すぐ点灯)
グローランプ 必要 不要
交換の手間 定期的なグローランプ交換が必要 交換不要
エネルギー効率 やや低い 高い

蛍光灯を選ぶ際には、自分の器具がどちらのタイプなのかを確認し、適合するものを選ぶことが大切です。

グロースターターの見分け方

グロースターターは、グロー式蛍光灯に使用される点灯管(グローランプ)の一種ですが、種類や適合性を確認することが重要です。ここでは、グロースターターを見分けるポイントを解説します。

1. グロー式蛍光灯かどうかを確認する

まず、使用している蛍光灯がグロー式かどうかを確かめましょう。グロー式の蛍光灯は、必ず点灯管(グロースターター)が取り付けられています。蛍光灯器具のソケット付近に小さな円筒形の部品(点灯管)があれば、それがグロースターターです。

2. グロースターターの型番を確認する

グロースターターにはいくつかの型番があります。代表的なものは以下の通りです。

  • FG-1E(10W以下の蛍光灯用)
  • FG-1P(10W以下の蛍光灯用・パルス点灯式)
  • FG-2E(15W〜30Wの蛍光灯用)
  • FG-4P(32W以上の蛍光灯用・パルス点灯式)

型番はグロースターター本体に記載されているので、交換する際には同じ型番のものを選びましょう。

3. グローランプの形状と規格を確認する

グロースターターには一般的な丸型(筒型)のほかに、特定の器具用に設計されたタイプもあります。メーカーや器具の仕様によって形状が異なる場合があるため、購入前に器具との適合を確認しましょう。

4. グローランプの動作をチェックする

古くなったグロースターターは点灯に時間がかかる、蛍光灯がチカチカするなどの症状が現れます。グローランプ内部が黒く変色している場合や、触ってみて軽く振るとカラカラ音がする場合は、交換のサインです。

適切なグロースターターを選ぶことで、蛍光灯の寿命を延ばし、スムーズに点灯させることができます。

グロースタータ形にラピッドスタート形は使える?

グロースタータ形(グロー式蛍光灯)にラピッドスタート形の蛍光灯を使えるかどうかは、器具の仕様によります。基本的には互換性がないため、そのままでは使用できません。

1. グロー式とラピッドスタート式の違い

グロー式蛍光灯は、点灯時にグローランプ(点灯管)を使って電極を加熱し、放電を開始する仕組みです。一方、ラピッドスタート形の蛍光灯はグローランプを使用せず、安定器(バラスト)から直接電流を流して点灯します。

そのため、グロー式の器具にラピッドスタート形の蛍光灯を取り付けても適切に点灯しない、もしくは故障の原因になる可能性があります。

2. どうしても使用したい場合の対処法

もしグロースタータ形の器具でラピッドスタート形の蛍光灯を使用したい場合、器具を交換する必要があります。具体的には、以下の方法があります。

  • グロー式の器具をラピッドスタート式の器具に変更する
  • 安定器をラピッドスタート対応のものに交換する

ただし、器具の配線や安定器の種類によっては改造が必要になるため、電気工事士の資格が必要になる場合があります。

3. 無理に使用しない方が安全

グロー式の器具にラピッドスタート形の蛍光灯を無理に取り付けると、適切に点灯しないだけでなく、異常発熱や故障の原因になることがあります。そのため、安全性を考慮し、規格に合った蛍光灯を使用することをおすすめします。

蛍光灯を交換する際は、器具の仕様をよく確認し、適合するタイプのものを選びましょう。

グローランプの選び方のポイント:まとめ

  • 使用する照明器具に対応した種類を確認
  • ワット数と電圧が適合するかチェック
  • 点灯管の規格(F型・P型)を見極める
  • 適切なサイズのグローランプを選ぶ
  • 寿命の長いものを選択して交換の手間を減らす
  • 省エネ性能が高いモデルを検討する
  • 交換が簡単なタイプを選ぶ
  • 価格と性能のバランスを考慮する
  • LED対応のものが必要か確認する
  • 点灯速度の違いを理解して選ぶ
  • 使用環境に適した耐久性のある製品を選択
  • 屋外や湿気の多い場所では防水仕様を検討
  • グローランプ不要の器具には使用しない
  • メーカーの推奨品を確認して選ぶ
  • 口コミやレビューを参考にする
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